子どもが泣いている。
おむつを変えても、抱っこしても、何をしても泣き止まない。
その瞬間、ふっと頭をよぎる。
たびはむ…子育て、つらい。
そしてその直後に、もう1人の自分がこう呟く。



子育てがつらいなんて思うなんて、母親失格だ。こんなお母さんで、ごめんね。
子どもは可愛い。それは嘘じゃない。
でも、つらい。1人になりたい。それも嘘じゃない。
2つの気持ちが同時にあることが、苦しい。
たびはむは、子育てで苦しんでいた時、まさにそんな状況でした。
ぶっちゃけ「子どもが可愛いと思えない」瞬間さえ、ありました。
今日は「子育てがつらい」と感じた時、たびはむがやったことをお話ししていきます。
自分を後回しにするのは当たり前だと思ってた


息子が生まれてから3歳くらいまで、たびはむはずっと「いいお母さんになりたい」と思ってました。
プレママ教室や育児教室には可能な限り参加したし、時間があれば近くの公園や児童センターに行って、息子を遊ばせる日々。
「息子にとっていい1日になるか」
これが当時、全ての判断基準でした。
母親だもん。子ども優先だよね。
旅に出るなんて二の次。
自分のやりたいことはこの子が巣立ってから。
そう思ってました。
いや、今思い返すと「思っていた」というより、そうするのが当たり前だと思い込んでいた、という方が近かったと思います。他に選択肢なんてないと思ってました。
でも当然、そんな生活は長く続かなくて。
元々たびはむは、10代の時から1人で海外に行ったり、人生の選択はすべて1人で決めて親には事後報告。1年に1度は引っ越すくらい自由に生きてきたタイプ。だからこそ、子ども100%で生きていた時は余計に苦しくて、どんどん精神的にも不安定になっていきました。
でも当時のたびはむには、なぜ苦しいのか考える余裕なんてなくて



母親に向いていないんだな



みんなちゃんと子育てしてるのに…自分ってダメな人間だな
そうやって、自分にダメ出しばかりしていました。
お母さんとしての正解を探すと苦しくなる


あの頃、たびはむが描いていた「いいお母さん」は、こんな姿でした。
- 自分のことより、子どもを優先するお母さん
- 手作り料理が美味しいお母さん
- 学校から帰ってきたら「おかえり」って笑顔で迎えてくれるお母さん
- いつもニコニコしてるお母さん
どれも憧れてた。
でも、たびはむは包丁を握ると冷や汗かくくらい料理が苦手だし、子どもが帰ってくるのを迎えるより仕事してたいし、喜怒哀楽も激しい人。
これって全部「お母さんとして」の姿。
「私として」どう生きたいかは、どこにもない。
そして、そのことに気づかないまま、この本来の自分とは真逆の「いいお母さん像」を目指して苦しくなっていきました。



今の振る舞い、お母さんとして正しかったかな?



お母さんとして、怒鳴らないで我慢するべきだった



お母さんなのに、子どもにイライラをぶつけちゃった…
「自分がどうありたいか」より、「お母さんとして正しいか」で生きていた時間は、本当に苦しい時間でした。
頑張っているから辛かった。背負いすぎていたから苦しかった。


ここで、1つ、聞いてほしいことがあります。
「子育てがつらい」と感じるのは、あなたが母親失格だからじゃない。
背負いすぎているから、つらいんだよ。
ということ。
お母さんだから、子どものそばにいなければ。
お母さんだから、手作りのご飯を作らなければ。
お母さんだから、自分のことは後回しにしなければ。
この「お母さんだから」の数だけ、あなたの肩にはたくさんの荷物が積まれている状態になっています。
そしてその荷物は、あなたが自分で選んで背負ったものばかりじゃない。
周りから「母親ならこうすべき」と渡されたもの、も、たくさん含まれています。
- SNSで見かける「素敵なママ」の姿に自分を重ねて、無意識に抱えたもの
- 自分の母親がそうしてくれたから、自分もそうしなきゃと引き継いだもの
- 育児書を読んで子どもの可能性を守るために抱えたもの
重くて当然。
だって、1人で持てる量じゃないんだから。
背負わなくてもいいものまで、背負ってるんだから。
でも、自分を責めなくて大丈夫です。
それだけ必死に、自分の子どもの将来のことを考えて、毎日生き延びようとしてきた証拠なのですから。
1番やってよかった「自分の本音を受け止める」



とはいえ、どうすればいいの?
と、なりますよね。
苦しいのは事実。できることなら笑って過ごしたいし、楽しく子育てしたい。だからと言って、ここで



もっと休みましょう!



周りに頼ろうぜ!



自分時間を作りましょう♪リフレッシュすれば、心に余裕が持てる!
と言うのは簡単。
でも、それができたら苦労しないよね?と、当時、たびはむは思ってました。
今回、たびはむが伝えたいのは、もっと手前のこと。まず
「つらい」と思ってる自分
「苦しい」って思ってる自分
どんな自分の本音も、そのまま受け止めてあげること。
これをやって欲しいです。
「子育てつらい」って思っていい。
「子どもが可愛いと思えない瞬間がある」って認めていい。
「1人になりたい」って口に出していい。
それは、母親失格なんかじゃない。
あなたが「私」として、ちゃんと生きたいと願っている証拠だから。
たびはむは、自分の気持ちを置いてきぼりにして「お母さんとしての正解」ばかり探して生きていた時期がありました。でもある時
自分自身がどうありたいかより「お母さんとして正しいか」で生きている限り、つらさは消えない。
ということに気づいたんです。
だって「お母さんとして正しい答え」なんて、どこにもないから。正解を探しても、探しても、見つからなくて、余計に苦しくなるだけだから。



たびはむは「自分の本音を受け止める」をしなかったら、本当は海外に行きたいことも、もっと仕事がしたいことも気づけないまま専業主婦を続けていたと思います。
自分の本音をジャッジしているのは自分だった
「受け止める」って聞くと大袈裟に考えちゃいますが、大丈夫。
たとえば今日、子どもに向かって言った言葉を、3つだけ思い出してみて欲しいです。
「早くしなさい!」
「もう、何回言ったらわかるの!?」
「ありがとう!」
思い出したら、その言葉自体を「ジャッジしない」。
「こんなこと言っちゃダメだ」とか
「もっと優しく言えばよかった」とか
そういうジャッジは、全部いったん横に置く。
ただ「ああ、私は今日こういう言葉を使ったんだな」って、認識するだけでいい。
怒った自分もいた。
疲れた自分もいた。
でもご飯を作った自分もいた。
子どもを抱きしめた自分もいた。
「ありがとう」って伝えた自分もいた。
「私の本音はここにあったんだな」って認識すると、心が少し軽くなるのを感じました。
今の自分をジャッジせずに、そのままを見る。受け止める。
何かを足す前に。
何かを変える前に。
まず、今ここにいる自分を、受け止めてみましょう。
ノートに本音を書き出してみよう


もし「子育てがつらい」と感じているなら、今日、試してみてほしいことがあります。
夜、子どもが寝た後に、ノートを1冊開いて
「今日、私が感じたこと」
を書いてみましょう。
「つらかった」でもいい。
「イライラした」でもいい。
「何も感じなかった」でもいい。
誰にも見せなくていいし、上手に書かなくていい。
ただ、自分の気持ちを、自分の言葉で、自分のために書く。
そして、その数分間だけは、「お母さん」じゃなくて「私」を優先してみてください。
もし、夜に書くとマイナスなことばかり出てきてしまう場合は、朝に書く時間を取ってみると、出てくる言葉が全然違ったりするので、書く時間を変えてみるのもオススメです。
自己犠牲の上に、幸せは成り立たない。
自分が幸せでなければ、子どもを幸せにすることなんてできないし、子どももそれを望んでいない。
あなたが苦しかったのは、足りないからじゃない。
背負いすぎていたから。
だから、今日は何も足さなくて大丈夫。
ただ、自分の気持ちを見てあげるところから、始めてみませんか。







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